デザインってなんだろう? -シンプルの力と抽象化-

デザイン

こんにちは!
【書く、描く、もがく。】管理人のmizeです。

前回の「デザインってなんだろう? -抽象化-」では、デザインとアートの違いや、抽象化の考え方についてお話しました。
今回はその続きとして、「シンプルなデザインの力」と「バナーを作るときの抽象化の仕方」について掘り下げていきます。

興味がある方は少しお付き合いください。

「シンプルなデザインって結局手抜きじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、実は逆で、シンプルにすることこそ高度な技術なんです。料理と同じです。引き算です。
特にバナーのように一瞬で情報を伝えなければならないデザインでは、 「何を伝えたいのか?」「そのためにどんな要素が必要なのか?」 をしっかり考え、情報を整理する力が求められます。

1. シンプルなデザインとは?

もう一度言います。
「シンプル = 手抜き」ではありません。 むしろ、情報をしっかり整理し、余計なものをそぎ落とすことで、伝えたいことが明確になります。

例えば、Appleのロゴを思い浮かべてください。 リンゴの形をした、たった一つのアイコン。

細かい説明がなくても、「Appleの製品だ」とすぐに認識できますよね。 これは、シンプルにすることでブランドの印象を強めている良い例です。

バナーも同じ。 「ごちゃごちゃしていて何を伝えたいのか分からない…」というデザインでは、 情報が埋もれてしまいます。

「シンプルだけど、伝わる」 そんなデザインを目指しましょう!
そんなこと言ったって、それができたら苦労しないんだよ…って思うんですよね。

2. シンプルなデザインの良い例

世の中には、シンプルなのに伝わりやすいデザインがたくさんあります。
例えば…

  • NIKEの広告

    https://www.nike.com/jp/
    • 黒背景+赤のNIKEのロゴ
    • シンプルな文字とレイアウト
    • 余計な装飾がない分、ブラックフライデーのセール感が伝わってくる
  • 道路標識
    • シンプルな図形やアイコン
    • 文字がなくても意味が伝わる

これらに共通するのは、「必要な要素だけを残している」ということ。 無駄なものを削ることで、より伝わりやすくなっているんです。

3. シンプルにするための引き算の考え方

デザインをシンプルにするには、「引き算」の考え方が重要です。
そう、これは冒頭でも触れたように、料理、特に和食の考え方にも通じます!

和食は素材の味を活かすために余計な調味料を使わず、引き算を大切にします。デザインも同じで、不要な要素を削ぎ落とし、本当に伝えたいことを際立たせることが大切です。では、具体的にどのように「引き算」すればいいのでしょうか?

① 色味を減らす

カラフルなデザインは目を引きますが、多すぎると情報が散らかって見えてしまいます。
例えば、バナーを作るときは 「メインカラー70%・サブカラー25%・アクセントカラー5%」の3色程度に抑えることで統一感が生まれ、すっきりした印象になります。また、そのバランスも重要です。

例:
× カラフルすぎる → どこを見ればいいのかわからない
○ 3色に絞る → 伝えたい内容がパッと目に入る

また、背景色と文字色の組み合わせも重要です。コントラストを意識して、「読みにくさ」をなくす こともシンプルなデザインには欠かせません。

デザインによってはカラフルなものもありますが、色味や彩度・明度によっては目が疲れるだけで、デザインの効果はなくなるかもしれませんね。もはやそれは、昨日伝えた”アート”になってしまうかも。
(クライアントさんがいる場合は、クライアントさんの好みもあるかもしれませんが…。)

② 強弱をつける

すべての要素を均等に配置すると、どこが重要なのか分かりにくくなります。
そこで、デザインに「強弱」をつけることが大事です。

やり方:

  • 大事な情報は大きく、太く(例:「50%OFF」などのキャンペーン情報)
  • 補足情報は小さく、控えめに(例:キャンペーンの期間や条件など)
  • フォントの種類を増やしすぎない(基本は2種類までに抑えると統一感UP)

例えば、 「目立たせる要素は1つに絞る」 だけでも、ぐっと洗練された印象になります。どれが一番目立ってほしいのか?と考える癖をつけると良いかもしれませんね。

③ 余白をつける

「もっと情報を入れたい!」と思う気持ちは分かりますが、詰め込みすぎるとゴチャゴチャしたデザインになってしまいます。
私もそうですが、余白が怖くてアイコンをすこし薄くしてちりばめたり余計な装飾入れたり、つらつらと文字を説明で入れてしまったり…。

適度な余白(ホワイトスペース)を取ることで、視線がスムーズに流れ、デザインがスッキリして洗練された印象になります。

ポイント:

  • 文字と文字の間隔を広めに(ギチギチに詰めない)
  • 画像やイラストのまわりに余白を作る(窮屈に置かない)
  • 情報を詰め込みすぎない(本当に必要なものだけを厳選)

特にバナーや広告は、パッと見て一瞬で理解できることが大切。余白をうまく使うだけで、一気にデザインのレベルが上がります!

4. バナー制作における抽象化の方法

そして、昨日の続き(やっと(笑))に入りますが、実際にバナーを作るとき、「抽象化」を意識するしましょうとお伝えしました。「抽象化」を意識するとデザインの質がグッと上がりますよ。

① 情報を整理し、優先順位をつける

例えば、ネイルサロンの「初回20%OFFキャンペーン」のバナーを作るとしましょう。

情報を詰め込みすぎると…

『ネイルサロン○○ 3月限定!初回のお客様に限り20%OFF! シンプルデザインが得意なサロンです♪ ご予約はお電話またはLINEから! スタッフ一同お待ちしています!』

情報は多いですが、どれを見ればいいのか分かりません。

抽象化して、伝える情報を整理すると…

『初回 20%OFF』 『3月限定』 『予約はこちら』

たったこれだけで、キャンペーンの内容が一瞬で伝わります。

② 抽象化してモチーフなどを考える

ネイルサロンと言えば?指?オーダーメイド?静かでリラックスできる?清潔感?チップやブラシ?
色々と連想できますよね。

1. 本質的な要素を抜き出す

ネイルサロンの特徴をざっくりと整理すると、私だったら以下のような要素に分けます。

  • 美容・ケア(爪を整える、美しくする、手元を輝かせる)
  • カスタマイズ(好きなデザインを選ぶ、オーダーメイド感)
  • 癒し・リラックス(落ち着いた空間、静かな時間、特別感)
  • プロフェッショナルな技術(ネイリストの手仕事、道具、仕上がりの美しさ)

ここで大事なのは、「ネイルサロンとは単に指先を彩る場所ではなく、美しさや癒しを提供する空間でもある」ということ。
つまり、モチーフを考えるときも 「爪そのもの」だけでなく、そこから連想される広い概念に着目すると、デザインの幅が広がるのではないかと思っています。

2. モチーフをさらに抽象化

では、これらの要素をさらに抽象的な形やイメージに置き換えてみましょう。

キーワード抽象化
爪・指柔らかな曲線優雅なライン、指先のシルエット
カラー・デザインカラーパレットグラデーション、シンプルな色の組み合わせ
道具(筆・ブラシ)精密さ、繊細な動き細い線、洗練されたアイコン
清潔感透明感、シンプルさ余白を活かす、淡い色合い
リラックスゆるやかな流れ波紋、水滴、やわらかい光の表現

たとえば、「美しさ」を強調したいなら 滑らかな曲線や光沢感 を、「リラックス感」を強調したいなら シンプルで柔らかい色合い を使うと、視覚的にコンセプトが伝わりやすくなります。

③ 色・フォント・余白で情報を強調する

色味やフォントは最後です。
最初にやりたくなっちゃいますよね、特にフォントはこれを使いたい!と思ってキャッチコピーからゴテゴテ飾って時間かけて…ありますあります、私も今でもあります。

でもそれって逆に時間がかかってしまい、最終的にしっくりこないパターンが多い気がします。
みなさんはどうでしょうか?同じだ~と思う方はいつかコメントください(笑)

まとめると、

  • 割引率を一番目立つ大きさにする
  • 余白を作り、スッキリとしたレイアウトにする
  • 読みやすいフォントを選ぶ

これだけで「伝わるバナー」になります。

フォントは游ゴシックと游明朝て事足りると思います。モリサワとかお洒落ですが、有料なものはまずはいらないです。
特徴的なフォントは素人感出るのでやめましょう…。

まとめ:「シンプルこそが究極のデザイン」

いやー結局長くなってしまいました。すみませんm(__)m

まとめると、
シンプルなデザインは決して手抜きではなく、 情報を整理し、本当に伝えたいことだけを残すこと。

バナー制作でも、

  • 何を伝えたいのか?を明確にする
  • 必要な要素だけを使う
  • 抽象化して情報を整理する

この3つを意識するだけで、 「分かりやすく、おしゃれなデザイン」が作れるようになります。

いかがでしょうか?
ここまで読んでくださった方いらっしゃるかな?(笑)
デザインしてみたくなりましたか?「今すぐにでもバナー作りたい!」と思った方、スマホいじってないでパソコン(まずはノート)に向かってラフを描いてみてください。
きっと素敵なアイディアが浮かぶはずです。

長くなりました。誰かの参考になれば幸いです。
ではまた次回に。

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